花粉症と下痢
今年の春は花粉が少ないせいか、体調がとてもよく過ごせました。
例年、梅雨の時期になると花粉症の症状がおさまりますので、今年は花粉症で悩まされることはなさそうです。
以外に知られていないことですが、花粉症は下痢もおこします。腸の粘膜も、鼻の粘膜もおなじ粘膜ですから、鼻で起こることは腸でも起こります。
花粉症による鼻炎を患ったことのある人ならわかると思いますが、突然にくしゃみや鼻水が大量に分泌されます。同じようなことが腸に起こったと考えれば、それがどれほどの症状を起こすか、想像できると思います。
時間を問わず、突然おなかが痛くなり下痢を起こすことを考えてみてください。これはとてもつらいです。3~5月ごろにこのような症状のある人は、一度花粉症による下痢を疑う必要があります。
私自身、花粉症による下痢を知るまでは、とてもつらく原因が不明の下痢に悩みました。下痢には食べ物が原因と考えるのが普通ですから、この季節に3カ月間ほど食べ物を全部メモして原因を探ったことがあります。
はっきりした因果関係がわからなくて今までに「犯人」にされたものは、「塩分」「胡椒」「牛乳」「チーズ」「パスタ」「肉」「バター」などなど・・。本当にこれらが犯人だったとすると食べるものがほとんどなくなってしまいます。
留学してほとんど白米を食べなかった時期は下痢をしなかったので、てっきり白米が原因、と考えた時期もありました。その国に花粉が飛んでなかったのが原因だったようです。
また春先におこるので、学生のころは新学期による緊張のせいだと考えた時期もありました。
今は、抗アレルギー薬のおかげでこういった下痢は全くなくなりました。さらに今年は花粉が少ないので輪をかけて調子がいいようです。