美容外科カウンセリングその2
手術で最も多い「二重」の相談
今やコスメで簡単に二重にできる世の中ですが、それでも手術で二重を希望される患者さんは減ることはありません。
毎朝二重にする「儀式」のための早起きから解放されるならいっそのこと手術してしまいたい、という患者さんもおられます。
年頃になって友達とお泊り旅行に行くにも寝起きに一重がばれたらどうしようとか、いろいろな悩みの末に手術を決意する方もいます。
美容外科医にとって、二重の手術は埋没法でも手術をすればほぼ100%二重にして差し上げることができます。
ですから美容外科医の最初の手術が埋没法だったというケースがほとんどだと思います。
さらに、二重の手術は潜在的に患者さんが希望している「かわいくなりたい」という希望もほぼかなえることができます。
そんなのあたりまえじゃん、と思うかもしれませんがこれはすごいことです。
美容外科の手術でここまで高率に希望を叶えることができる手術はほかにみあたりません。
(埋没法の優れた点はまた別の記事で書いていこうと思います。)
こういったことから、二重のカウンセリングは簡単に済ませられる、と考えがちです。
しかし、それほどポピュラーな二重手術であるからこそ高度な結果を求めている患者さんも中にはおられます。
一番多いのは、「自然な二重」にしてほしい、というご希望です。
「自然な二重」の意味は、おそらく天然の二重、生まれたときから二重だったと思われるような二重、という意味だと思います。
いかにも「整形」という二重にしてください、という患者さんはめったにいません。
こういった細かい希望まで考慮して二重の手術を考えようとすると、この手術のカウンセリングも容易ではありません。