美容外科カウンセリングその9

検診をしっかりしていて、それをカウンセリングにも生かしているクリニックが本来のカウンセリングができているクリニックと考えています。

今回は患者さんがそういったクリニックを見抜く方法についてです。

逆にそういったカウンセリングをしていないクリニックを見つけれるのはむずかしくありません。

一番簡単なのはそこのクリニックが行っている手術内容と件数です。

簡単に言うと手術をやりまくっているクリニックです。

時間のかかる手術をたくさんやってます、というドクターがいるクリニックは検診に時間をかけられません。

そういったクリニックはカウンセリング時間も短いし、検診もそこそこにしておかないと肝心な手術ができません。

面白いのは、患者さんは「症例数、日本一」とHPで堂々とうたっているクリニックのドクターは凄腕ドクターでいいクリニックと判断してしまいがちです。

冷静に考えればこれはある意味「うちは手抜きカウンセリング・手抜き検診をしていますよ」といっているようなものかもしれません笑。

人間がまともに働ける時間はドクターも同じです。その限られた時間の中で売り上げに結びつかないカウンセリングと検診を重視することなど不可能です。

もちろんクリニックも企業ですから経営努力をします。医療の質を下げないで手術数を増やす努力は必要だと思いますが、美容外科の場合それが極端な形で表れやすいのです。

その原因は二つ、詳細は次号以降で。