美容外科クリニックの経営その5

さあ、自己分析はすみましたか?

もしあなたが「チタンのハート」でなく「ガラスのハート」しか持っていない美容外科医なのに、どうしても開業したいなら・・・。

美容外科手術で手っ取り早くお金を稼ごうとすると、あなたも患者さんも不幸になる可能性がありますのでお勧めしません。

非手術系(レーザーなど)で稼ぐという手もありますが、世の中そんなに甘くはありません。こういった領域は参入障壁が低いので供給過多状態です。

あなたによほどの経営の才能が有れば別でしょうが、すぐに患者さんが増えることはまずありません。

時間をかせぐために保険診療をやりながら美容外科手術を増やしていく手もあります。

保険診療はやりたくないというへんなプライド?があって、どうしても自由診療の美容外科だけでやっていきたいとなれば、残された道は・・・前述したように資産家になるしかありません(笑、資産家になるというとたいへんなことに感じるかもしれませんが、資産からの不労所得が生活費をこえればいいだけのことです)。

ほかには開業する前にハートを鍛える、という手もあります。

大手美容外科チェーン店に就職して、手術を積極的にしていきます。その結果もしクレームがきても心配ありません、クレーム対応は専門の部門があなたの代わりに対応してくれるからです。

でもそこに任せきりでは術者は成長しませんので積極的にクレームにかかわって学び、ハートも鍛えていければ1石2鳥です。さらに基本的な手術の手技にもなれることができ、ハートの強い同僚仲間もできて1石4鳥です。

チェーン店は給料もいいし安定しているので資産購入の種銭ができたところで開業というのもいいかもしれません(笑)。

いかがでしたでしょうか、どうしても美容外科で開業したい、でもガラスのハートで踏ん切りがつかないというかたに少しでも参考になればと思って書きました。