美容外科手術でトラブルを避けるために5
泥試合になってしまった「フェイスリフト」騒動の結末です。
実は私自身、その仲介スタッフにゆだねてから一度もその患者さんにお会いしていません。
ただその後気になって何度もスタッフに様子を聞いていました。
その話では、「あの患者さんにはお姉さんがいて、そのお姉さんがたきつけているようです」ということでした。
そのお姉さんという人は、以前にほかのクリニックでフェイスリフトを受けていてその結果と今回の妹の結果があまりに違うから失敗と決めつけているようでした。
そういわれてから思い出したのですが、カウンセリングの時に一度だけ付き添いでそのお姉さんに会っていました。
そのお姉さんの顔はかなり引きつっていて、いわゆる「仮面用顔貌」、昔のフェイスリフトのやり方でよくみられるお顔でした。
今でいうと、テレビに出ている年配の歌手の方や女優の方で「うわっ、この人なんか顔がおかしくなっている!」と思う人、いますよね、まさにそれです。
なぜそうなるかというと過去の記事で書いてきましたが、皮膚だけで思いっきり引っ張るとたるみは取れるのですが、表情までなくなってしまうからです。
以前はよく行われたフェイスリフトです(今でもご年配のドクターでこのようなやり方でされていることもあるようです)。
まさにそのお姉さんも昔から有名だったある美容クリニックそのやり方のフェイスリフトを受けていたようです。
姉妹にとっては、その昔のフェイスリフトのやり方が正当で、私のようなSMASで引き上げ表情が損なわれないのは「邪道」になるのです。
以下次号で