美容外科手術でトラブルを避けるために97

前回の記事で輪郭形成に用いられる脂肪吸引について書きました。

そこで皮膚の重要性について少し言及しました。

輪郭手術の最後になる「皮膚」による手術ですが、具体的にはフェイスリフトになります。

意外に思われるかもしれませんが、フェイスリフトは輪郭手術の1種で主に顔の下半分の減量効果をもたらすものと考えられます。

しかもこの手術はほかの減量手術の最後に行うべきものです。

もしフェイスリフトを行った後にさらに減量手術を行ってしまうと(例えば骨切りをする、脂肪吸引をする)再び皮膚がたるんでしまって再度フェイスリフト手術が必要になることがあるからです。

このように輪郭手術を考える上で骨・筋肉・脂肪、皮膚を別々に考えたとしてもそれらは密接に関係しているので、常に総合的にアプローチする必要があります。

いろいろと輪郭に関して書いてきましたが、結局ここでも患者さんの要望する手術を単に請け負って行うのではなく、プロとして輪郭手術を総合的に提案することが必要であり、ひいてはこれが術後のトラブル防止にもつながることを知っておいてもらいたいです。