美容外科手術に向いていない患者さん 2

この話題ですが、前回も書きましたように美容外科医にとっても基準はかわります。

私がある患者さんを「不適」と判断してもほかの美容外科医は「適応」となるかもしれません。

美容外科医も人間ですから、判断が食い違う場合は当然考えられます。

しかし、このことについて長年検証して得た判断基準だという点に1日の長があると思っています。

なぜ我々にこれができたか、ほかのクリニックでは難しいのか、その理由は「こんなことをしていたら手術を受けていただく患者さんが激減して経営が成り立たない恐れがある」からです。

このブログでことあるたびに書いてきましたが、美容外科クリニックの経営はとてもきびしい環境に置かれています。

保険診療とは違って、患者さんに来院していただくだけでも相当な費用と時間をかけないと患者さんは増えません。

そんな中で我々が行っているような厳密な患者さんの手術適応・不適応の判断は、かえって経営の逆風になります。

わざわざ足を運んでいただいた患者さん、しかも手術を希望して来院された患者さんをお断りするなどという行為はある意味自殺行為です。

自身で開業後、手術が向いていないと私自身の責任で判断しその結果を自分で分析して得たひとつの基準であり、ほかの美容外科医ではなかなかできないことを10年以上も実際に行い検証して得た結論だということです。

前置きが長くなりました(笑)、次回は具体的なことをかきますね。