美容外科手術に向いていない患者さん 6
美容の手術を受けたことのない患者さんについては、、、
よほどの事情がない限り、こういった患者さんに大きな美容手術をすすめることはほとんどありません。
瞼なら埋没法、鼻ならHY注入をお勧めすることがほとんどです。
取り返しの利く手術、注入が基本です。
もし何らかの事情で大きな手術のご希望がある場合は当然のことながら長い時間をかけてカウンセリングをします。
依存心が強くなく、冷静に手術を考えられる方であれば前向きに手術を考えてもいいと思います。
次は現実的な問題としてふたつあります。
それは「時間」と「費用」です。
まずは「時間」
カウンセリングにも時間がかかりますが、術後あらゆる面で「時間」の余裕が必要になります。
それがないと思わぬトラブルが生じる場合があります。
我々のクリニックのように地方にあると通院だけでも時間がかかり患者さんの負担になります。
そういった面でもできるだけ居住地に近いクリニックを選択するのが原則です。
術後の仕事復帰のタイミングを心配される患者さんもおられますが、それはそれで何とかなることが多いようです。
また術後気になる経過があった場合、数日のうちにクリニックに診せに来ることが時間の都合でできなくて患者さんの心配事が増えることがあります。
しかしこれも最近ではメールやリモートで術後の経過を共有できる手段がありますので以前ほど問題になることは少ないようです。
あるイベントを控えていて、それまでに手術で何とかしたい、というケースは案外術後の経過に問題が起きることがあります。
この場合精神的な問題もあると思いますので、術後の経過には十分時間的余裕をもって手術の望むことができることが望ましいです。