脂肪注入について 2
脂肪注入について患者さんからよくある質問に「コンデンス〇ッチ」ってどうですか?とか「先生のところはコンデンス〇ッチやってますか?」というものがあります。
脂肪注入については、この方法に限らずいろいろな独自の方法をおこなっていることを宣伝しているクリニックがあります。
私の考えを述べると、こういったいろいろな方法で行うことに否定はしませんし、いい方法であればどんどんやってほしいと思います。
しかし、よーく考えましょう、脂肪注入で一番大事なことはなんでしょうか?
新しい脂肪注入法の目的は「今までの方法よりもより多くの脂肪が生着し脂肪生着率(残存率)が上昇する」ことになります。
脂肪注入術の弱点はまさにここにあるからです、注入したものが全部生着するわけではないので、ボリュームコントロールが難しいんですよね。
これって美容外科では致命的で、この方法でどれぐらい変わるか正確にわからないのは美容外科医にとっても患者さんにとっても困ってしまうわけです。
「新しい脂肪注入法」は「今までの脂肪注入法」よりも生着率(残存率)が良くなければいけないわけです、これって理解するのとても簡単なことです。
そうじゃなければ、「新しい脂肪注入法」に意味がなくなります。
そこで私は、1年ぐらい前に冒頭の「コン~」を扱っている業者の方を呼んでこうたずねました。
「この方法で脂肪生着率(残存率)がどれぐらい上がりますか?」とたずねました。
その質問に対する業者の方の返答は驚愕に値するものでした。
以降次回へ