一番いいカウンセリング
カウンセリングで気をつけているのは、我々が保有している情報はできるだけ患者さんにお伝えするようにしていることです。
術後に起きるリスク、ダウンタイムをお知らせするのは当然ですが、患者さんが術後にどう感じるかも(私の経験をもとに)できるだけお話するようにしています。
患者さんの御希望、お考えも十分お聞きしたうえで、さらにこの場合はこう、その場合はこう、それを追加するとこういう効果があり、これをやめるとここのご希望がかなわなくなるというところを細かくお話します。
美容外科は結局患者さんが手術を受けられてその結果どう感じるかが一番重要ですので、患者さん自身がそこまで術前に想像できるようにお話できればいいなと思っています。
ところが時に内容が具体的すぎて、まれに患者さんから「そこまで言わないでほしい、怖くなる、やる気がなくなる、却って迷う」と言われることもあります。
そういった患者さんには細かいところまで話さないほうがいいのかも知れないと思うこともあります。
術前に細かいことは言わずに「私に任せておいてください」とひとこと言い放ち胸を「ドン」とたたく・・。すべての手術の結果が100%お約束できるものであるならこれもありうるカウンセリングかもしれませんが・・・、今の自分には無理です。