蓼食う虫も好き好き
「蓼(たで)食う虫も好き好き」・・There is no accounting for taste
人の好みはさまざま、という意味で用いられます。ほとんどの方はこのことわざの意味はご存じだと思います。
ところが実際に「蓼」や「蓼食う虫」が何であるかをご存じの方、少ないと思います。私も具体的にはどんなものか知りませんでした。
昨日の会食で生まれて初めて「蓼」を食べました。今までにも食べていたかもしれませんが、それと知って食べたのは初めてでした。
物の本には「苦い」葉っぱ、と書いてあるのでそうだとばかり思っていましたが、どちらかというと「辛い」ぴりぴりした味でした。その辛みには殺菌効果があるということでした。
それ以上に驚いたのは、そのあとに「鮎」を食べると辛みが瞬間に消えてなくなることでした。刺身を食べても辛みが消えてなくなるそうです。
昨日の会食はそこのおかみさんに横についてもらってそんなようなことをずっと解説してくれました。
興味深い話に耳を傾けながら、何も知らずに食べるよりずっと楽しい食事の時間をすごしました。
ちなみに「蓼食う虫」とはホタルハムシのような甲虫をさすのだそうです。