外科医と手術

外科医は手術が命です。手術ができなくなった時が、外科医の終わりになります。

一般外科と呼ばれる「消化器外科」のドクターはチームで手術をすることが多いので、通常一人で開業すると手術をしなくなります。

手術をやめた外科医は何になるかというと、内科医になります。

同様に形成外科医が開業して、もし手術をやらなくなったら皮膚科医か美容内科医になります。

ところが形成外科や美容外科の手術は、チームでするよりもひとりですることが多いので、開業しても手術を続けられます。

どの科の手術であってもひととおりこなせるまでには長年の修業が必要です。せっかく身につけた手術の技術がひとりで開業した後もちゃんと続けられる、そこが形成外科・美容外科のいいところでもあります。

開業した後に、この科でよかった、と思える瞬間です。