パソコンによる情報社会
これまでもインターネット社会について記事を書いてきました。
インターネットにつながるものとして最近では、携帯端末、携帯電話などが徐々に一般的になりつつありますが、私ぐらいの年齢だとネット社会の最小単位、原点といえば、やはりパーソナルコンピュータ(パソコン)です。
パソコンは単体でもいろいろな分野の作業効率を大幅に改善します。改善どころか今までにできなかったことまで可能にしているといっても言い過ぎではありません。
われわれ美容外科領域でも今までに紹介してきたシミュレーションソフトをはじめとして夢のようなできごとが可能になってきました。
10年ぐらい前の話ですが、私が形成外科医だったころ、写真は一眼レフカメラでフィルム撮影が一般的でした。形成外科教室はスライドの整理が大変で、保存にもかなりのスペースを使っていました。また学会発表は、スライド作成に相当な時間と労力が必要で、スライドができるのが発表日の前日ということもあったのです。
それらがすべてデジタル化され、大幅に作業が効率化されることになりました。その主役がパソコンだったのです。
しかしパソコンの可能性は、単体で利用するよりも数台のコンピュータをローカルネットワークにつなぐことで飛躍的にその可能性を広げました。いろいろなデータを個々のコンピューターが共有できるようになり、複数の人が同時に情報にアクセスすることができるようになったのです。まさに点が線でつながった瞬間です。
しかしこの後、このローカルネットワーク同士がさらに結びつき線が面へと進化していくことで「インターネット(=ネットをつないでさらに大きなネットにする)」社会が到来しました。
現在、美容外科医としての私はこの「点」、「線」、「面」すべてにおいてその恩恵を十分にうけながら毎日の仕事をしていることになります。
これからも、これ以上の情報革命がはたしてあるのでしょうか・・。これ以上それについていくのはもう年齢的に限界のような気がします。