わかっちゃいるけど
久々に早朝にブログを書いています。
民主党党首代表選が近づいています。
菅・小沢立候補の一騎打ちになっていますが、常識的に考えればどちらが代表になるべきかは明らかであると思います。
むしろ現首相がこれほど苦戦を強いられることに深く考えさせられます。
ことの発端は先の参議院選の大敗にあると思われます。さらにいえばそれを前にしての「消費税率アップ発言」あたりから人気が降下するきっかけになったように思います。
消費税率に関しては近々上げなければこの国が持たないことはほとんどの国民は理解していると思うのですが、いざ具体的な話を為政者に言及されると途端に現実逃避現象が始まる、そんな気がします。
「自分にとって不都合なことは避けられないことはわかっちゃいるが、いざ具体的に言われるといやになる」
美容外科のカウンセリングも・・同じです。
手術前の説明にはどうしてもリスクの話をしなければならないのですが、じつはこの話をするとほとんどの患者さんは手術の決心が鈍るのです。
これが美容外科の手術でなければ、患者さんに手術回避の選択はほとんどありません。しかし美容外科の場合、手術をやめる選択はとても簡単です。
手術前にリスクを話さない美容外科医がいる理由はここにあります。そしてそういった「方針?」の美容外科クリニックのほうが確実に流行ります。
患者さんは人ごとの段階では、「そんなバカな・・、術前にきちんと話をしてくれるほうがいいに決まっているじゃない」と言えるのですが・・
いざ自分のことになると「そんな怖いこと言わないでほしい・・そんなこと言うから怖くなっちゃたじゃないの・・怖いから手術は見合わせようかしら・・」と決心が翻るようです。
毎日のカウンセリングで日常的に出会う風景です。