埋没法で始まり・・・・

普段は埋没法による二重術よりも切開による重瞼術のほうが多い我が八事石坂クリニックですが、さすがに3月ともなると高校を卒業したばかりの若い方の埋没法が多くなっています。

埋没法はとても優れた手術法で、数年経過すると取れてしまうことがある、という欠点以外に欠点らしいものがない、といっても過言ではありません。

美容外科医にとっても初めてする手術は、埋没法による重瞼術、なのではないでしょうか。

しかし、だからと言って「埋没法」が簡単な手術かというと・・さにあらず、とても奥の深い手術です。

過去に何百例もの埋没法を行ってきましたが、「もうわかった」という心境にはなれません。

たとえがあまりよくありませんが、将棋でいう「ふ」、釣りでいう「フナ釣り」、料理でいう「カレーライス」といったところでしょうか。

まさに美容外科の手術は「埋没法」で始まり、「埋没法」で終わる、といえましょう。