春の訪れ
ずいぶん暖かくなってきました。
春は、花粉症さえなければ本当にいい季節ですね。
先日「タケノコご飯」をいただきました。「ふき(蕗)」の葉柄の煮物も食べました。
私は、どちらかというと秋の食べ物よりもこういった早春の食べ物が好きです。
食べているだけで季節を感じられるし、子供のころを思い出します。
小さい頃にふきの穴に箸を入れて遊びながら食べていたものです。
わらびや土筆もよく食べました。家の近所の土手や林の中にいくらでも生えていて取り放題でした。
土筆は「はかま」を取らなければ食べられないので、それはたいてい子供の仕事でした。
ちょうど今頃の季節の夕方、近所のお寺から聞こえる鐘の音かなにかを聞きながら、新聞紙を広げて土筆の「はかま」を一生懸命取っていたものです。
ビニール袋いっぱいの土筆も卵とじにして食卓にのるとほんのわずかなおかずにしかならず、ちょっとがっかりでした。でも土筆の苦みと卵がよく合っていておいしかったな~。
家の仕事柄、タケノコは嫌というほど食べました(それでも嫌いにはなりませんでした)。
タケノコは食べているとそのエネルギーを感じます。春が来たんだ!と思う瞬間です。