覆水盆に返らず、ということも

相変わらず他院の修正手術の相談が多いのですが、その中でも多いのが二重瞼術の修正です。

先日その中でも最難関の修正手術の相談がありました。

詳しいことはまたの機会に書くとして、とにかく術前の相談は実に3回(1回あたり1時間以上)を費やしました。

それでもいろいろな事情があって(海外在住など)結局今回も結論がでませんでしたが、患者さんにとってこれまでの時間が無駄になってなければいいのですが・・・。

かけがえのない大事な瞼にメスを入れることがいかに重大なことか、患者さんにはこういう状況にならない限り気付くことはありません。

人間は、失ってみて初めてその大切さに気付くものです。

望むらくは、最初の手術の術前にお話ができたらよかったのに・・・と悔やまれてなりません。

特に瞼や鼻の手術は、失敗するとなかなか回復手術がむずかしく、最悪の場合手術不可能となってしまうこともないわけではありません。

まず最初に手術を考えたのなら、時間とお金を惜しまずに、いろいろなクリニックに相談に行かれることをお願いしたいです。

そして手術する、しないにかかわりなく、うちのクリニックに相談に来ていただければ嘘偽りのないお話をすることをお約束します。

美容の手術ならそれを聞いたあとで決心しても、決して遅すぎることはないと思うのですが・・・。