懐かしの「メルクリン」

先日新聞をみていたら、ドイツの鉄道模型の老舗「メルクリン社」が倒産という記事が載っていました。

今ではめっきりみかけなくなりましたが、昔は鉄道模型といえば「メルクリン」でした。

私の「鉄道模型」趣味の最初のきっかけは中学1年の時の友達、F君の家にあった鉄道模型でそれがこの「メルクリン」だったのです。

F君の家はすごいお金持ちで、最初に遊びに行ったときに家の中を案内してくれたのですが、数ある部屋の内の一つになんと鉄道模型専用の部屋があったのです。部屋は12畳ぐらいだったと思いますが、その部屋のど真ん中に畳8畳ぐらいのテーブルがありその上に「ジオラマ」がセットされていました。

コントロール盤もテーブルの端にあり、実際に動かして見せてくれました。線路が複雑に配置してあり、駅や風景も再現されています。

生まれて初めて「鉄道模型」を見た私は、その日から「鉄道模型」の虜になってしまいました。

あれから35年、いまではほとんど動かすこともない鉄道模型ですが、私の部屋の飾り棚のなかでひっそりと飾られています。

左からDD51、D51、EF65、C56、EF58,C55

規格はあの時見た「メルクリン」とおなじHOゲージ(日本の鉄道模型の普及規格Nゲージよりは大きめ)ですが、さすがに何十畳もあるF君の家で見た夢のような「ジオラマ」は実現していません。