米国でのセミナー その3

前回の続きです。

やっと止まってくれた電車に乗ることができた我々一行ですが、電車に乗ってびっくり。

外観から全車両2階建てであることは分かっていたのですが、中に入った我々はやっぱり2階がいいだろうということで上にあがりました。

日本の電車の車両でも2階建てはあり、それは完全に1階と2階が分かれているのが常識です。

ところが、このアメリカの2階建て車両は何といっていいのでしょうか・・「ロフト」式とでもいえばいいのでしょうか。

1階も2階も同じ空間で、2階は両端に棚のように作ってあり1階の人と話ができるような感じです。

座席は、サンフランシスコ(SF)発を基準に固定式でしたのでSFに行く場合は反対向きに座っていくことになります。車両内は比較的すいていて我々は全員座ることができました。

サンフランシスコ関係の本などを読むと、現地の方は移動手段として車が一般的で電車に乗る人は結構マイナーな人らしいのですが、ほとんどが仕事帰りの人のようでした。

アメリカにしては狭い車両設計で座席も日本の車両の座席とそれほど変わらないことを考えると、この電車は現地の人には人気がそれほど出ないのでは・・と心配になります。

SFまで30分ぐらいゆられていくのですが(縦長の車両のせいで2階は結構横揺れがきついのです)、その間現地の人のヒューマンウオッチングを楽しむことができました。これが電車旅行の魅力です。