生まれ変わったとして・・・
多くの人が人生のうちで一番影響を受ける人は両親ではないでしょうか。
私が両親を亡くしてから数年経ちますが、年ごとにその思いが強くなっています。
幼少時から、あることにのめりこむと寝食忘れて没頭してしまう私の性格を一番心配していたのが親だった気がします。
なにごとにもバランスよく興味を持ちいわゆる「普通の人間」であってほしいという親の子に対する気持ちは、それはそれで私自身も年齢を重ねることで深く理解できるようになりました。
そのおかげか、少年期から壮年期にかけて極端に偏った人間にならずに「普通の人間」として成長し、さらに医師という職業に就けたことを親にとても感謝しています。
そのうえでやっとこの年になって、自分の本当の個性に気づきそれを自分自身受け入れられるになったことも事実で、それは最近の自分自身のひそかな喜びでもあるのです。
自身の個性を発揮できるという点で、選んだ科が美容外科であったことは私にとって「幸運」と「奇跡」だったとしか思えません。
アンケート調査で定年間近の人に「生まれ変わってもう一度人生をやり直すとすればどんな職業につきたいか・・・」という質問で一番多かった職業は「医師」で、ダントツ一位だったそうです(男性1位、女性2位・・ちなみに女性の1位は看護師)。
私ももちろん「医師」と答えますが、なかでも「美容外科医」になりたい・・・つまり今の職業にもう一度つきたいと答えます。(今の職業にもう一度就きたいと考えている人は全体の中で21位)。