忘れられない岡山の7年間
最近、ネットで2014年の引っ越ししたい田舎のランキングというのを見かけました。
1位が「山梨県」・・・私も最近、山梨県に生まれて初めて行ってきましたが、とてもいいところで、中でも富士山が間近に見られるのは贅沢だな~とおもいました。東京から特急で1時間半、というのも魅力的です。
2位は長野県、そして3位に岡山県、となっていました。
私の第2の故郷、岡山が3位!。
岡山県民以外で、岡山のこと知っている人は少ないと思っていたのですが、東日本大震災以降、温暖なうえに天災が少ないということで脚光を浴びたのが原因のようです。
ご存じのように岡山大学医学部出身の私には、岡山で過ごした7年間は今でも忘れられない青春そのものです。
生まれ故郷の名古屋を飛び出して18歳だった私はそれまで一度も訪れたことがなかった岡山の地を医者になる第一歩として選んだのです。
若かったといえばそれまでですが、今考えてみるとよくそこまで決心できたと感心します。
高校の進路指導の先生も「なんで岡山なの?」と首をかしげるばかりで、そのあたりの深~いお家の事情?はまたの機会に書くとして・・・。
岡山の7年間をあらためて思い返してみると確かに気候も温暖でその間一度も大きな地震は経験したことがありませんでした。
どちらかというと刺激がなさ過ぎて20歳前後のエネルギーが爆発しそうな若者には少々もの足りない青春時代でした。
今となってみると、この貴重な青春の7年間をのんびりした岡山で過ごしたことが、今の診療スタイルにも少なからず影響しているかも知れません。
大都会とは言い難い岡山ですが、想像以上に交通の便はよくて生活に困ることは何もなく、この「ほどほど」感が田舎でも住んでみたいと思う原因でしょうか。
岡山を離れて30年、さすがの岡山もかなり変わったと聞きますが、老後にもう一度岡山にうつり住んでみたいと思うかどうか・・・第2の故郷も遠きにありて思うもの、かもね。