鼻の修正手術~鼻尖縮小~
鼻の修正手術の続きです。
修正手術について検討をするといろいろなことがわかってきます。
鼻尖縮小術が2番目に多かった、という結果について以前にも少しコメントしたことがあります。
鼻尖縮小術を受けた後鼻先がかえって丸くなった、ということを修正希望の要因としてよく聞きます。
そういった患者さんに「正面から見たときの鼻先はどうですか?」とお聞きすると、以前よりは細くなったといいます。
極端な人は、洗濯ばさみで挟まれたような・・・と表現する人もいます。
いずれにしても「細くなっている」という事実に変わりありません。
ここからは私の観察した所見からいいますが、そういった患者さんの少し斜め、あるいは横顔を見ると鼻先がないのです。
つまり「丸い鼻先」なっています。
さらにそういった患者さんには、斜めか横顔で鼻先を作った状態をお見せすると「あ~こんな感じになりたかったのに」とおっしゃいます。
このことは鼻尖縮小術の術後患者さんはもちろん、もともと「団子鼻」だった患者さんや、鼻中隔延長術の術後の患者さん、にも共通している現象です。
患者さんのカウンセリング時によくあるのは、鼻の手術を考えて理想の人の写真をもってきてくださるのですが、ほとんどが正面の写真、ということです。
鼻先は特にそうだと思うのですが、斜めや横顔の写真が決め手になります。
要するに、正面で鼻先を細くしようと思うと左右から鼻先をつまむことになり、そういった鼻になって術後に自分の鼻を見てみると細いどころか丸く感じられる、おかしいな~ということで修正したくなる、というパターンです。
私は、鼻先を作る手術をすることが鼻尖縮小術の本来の目的だとかんがえています。
字際にどうするかは、言葉で説明するのは難しい部分もありますが、今後少しずつ書いていきます。