人生の節目
人生には時々はっきりした節目を感じる時があります。
そこまでいかないとしても、明日2月3日は節分、翌日(2月4日)が立春という季節の分かれ目になります。
ここ2年ほどは、手術がたて込みとても忙しい日々を過ごしてきました。
来週からは少しゆっくりした時間を過ごせそうです。
私も56歳になり、きっとここが人生の節目になるような予感がしています。
前回の記事で書きましたCEOはもうお分かりだと思います、そのスティーブジョブズの享年と同じ歳になります。
彼がなくなる6年前、2005年のスタンフォード大学の卒業式の彼のスピーチをyou tubeなどで知っている人も多いかと思います。
とても示唆に富んだスピーチですので、見られたことがない方は是非一度ご覧になってください。
その中で、彼は「…death is very likely the single best invention of life」と言っています。
死は生命の一つの最高の発明である・・といった内容です。
一度は死にかけた人にしか踏み入れることのできない境地に達したから言える言葉だと思いました。
今新しいものでも明日はすでに古ぼけたものとなり、退場を強いられる、しかしそれは新しいものにとって置き換えられるための必要条件であり、そう考えると古いものがいなくなることは悪いことではない、といいたかったのでしょう。
また今日が人生最後の日だったとして、今やっていることが本当に自分がやりたいことなのかどうか毎朝自分に問いかけて、ノーが続くようならやっていることを考え直したほうがいい、ともいっています。
死はすべての人に平等に必ず訪れるものであるにも関わらず、普段ほとんど意識せずに過ごしていることに自分の愚かさを痛感することもあります。