幸福とは
前回の記事で書きました「本」の内容をもとにもう少し書きます。
きっとほとんどの人が読んでいない(笑)と思うので内容についても掻い摘んで書いていきます。
幸福の定義は難しいところもありますが、各人がそれぞれの幸福を思い描いて一時は手に入れたと思っても、その基本構造、人生の土台といったものがしっかりしていないとすぐにその幸福は崩壊してしまうもの、というのは皆さんの経験からも思い当たる節があるのではないでしょうか。
その土台にあたるものが、その人が持つ金融資産・人的資本・社会資本の3つ、というのがこの本の言わんとしているところです。
一つ一つはなんとなくわかると思いますが・・・
要するに金融資産というのはお金にまつわるもので、しかも働かなくてもいいぐらいのお金を生み出す資産を言い、人的資本はその人自身のお金を稼ぐ能力、社会資本は家族や友達・親せきなど目に見える、見えないにかかわらず人生の幸福をもたらす人間関係、といえます。
私の考えでは、この3つの資本・資産は非常に密接に関係してるとおもいます。
例えば大金を稼ぐ能力がある人でも、やりたくもない仕事をやらされている人(感じている人)は幸福を感じにくいと思います。
人的資本で幸福を感じるのに一番重要なのはいわゆる「仕事のやりがい」であり、どれだけその仕事が好きか、に関係してきます。
働かなくても生活できる人(金融資産が十分な人)は、好きなことを仕事として選ぶことができ、全人的資本をそこに集中投下できます。
その結果、人的資本で幸福を感じることができた人は、心の余裕・時間の余裕に恵まれ家族や仕事仲間など社会資本にも恵まれやすくなります。
金融資産・人的資本・社会資本の三つを全部持っている人は極めてまれである、と本書では紹介されていますが・・・。
この話を我々美容外科・美容医療業界に照らし合わせてみます。
「美」は一つの人的資本です。
反論もあるでしょうが、美人のほうが得をするチャンスに恵まれている、といわれていて、実際に美人のほうが(男女問わず)生涯年収が高いというデータがあります。
お金持ちの人と結婚できるチャンスも高いかもしれません。つまり社会資本にも金融資産にも恵まれる可能性が高い、といえます。
金融資産に恵まれれば、さらに「美」に磨きをかけることができ、好循環が生まれます(人生の伴侶も言ってみれば一つの人的資本であり金融資産ともいえます、苦笑)。
「美」が経済合理的に考えても、幸福感に重要であることは間違いありませんね。
この結論で終わるつもりはなかったのですが、長文で疲れましたのでおわります。
年内にもう一度更新できれば、と思いますが、ひょっとすると来年まで持ち越しになるかもしれません(笑)。