知彼知己 百戦不殆

秋もすっかり深まりました。

食欲の秋ですね。そうなるとどうしても気になるのがダイエットです。

前回の記事に書きましたようにマイブームは血糖値測定。随時血糖を測りながら食事をしたら4週間で2㎏も減ってしまい戸惑っています(基本的に痩せ体質で、あと2㎏太りたかったのですが)。

やせ体質の私が言うと説得力がないかもしれませんが、血糖を見ながら炭水化物をコントロールして食事するとこんなにも簡単にやせてしまいます。

考えてみると、今や体脂肪が増える原因が食事中の脂肪やカロリーではなく炭水化物ということは常識になっています。

世の中、炭水化物抜きダイエットがはやりのようですが、実際に食事中の炭水化物がどのように体に取り込まれ、その後体内の皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されていくかを理解することが確実にダイエットの効果をだす近道だと思われます。

その点で、血中の血糖の値を知ることはとても重要なことの一つになります。体内に吸収された余分な糖分がグリコーゲンとして筋肉や肝臓に貯蔵され、それ以上の糖が皮下脂肪として蓄積されるのですから。

ダイエットの第1歩として随時血糖を測定できることがどれほど重要なことかご理解できたと思います。

逆にこれを知ってしまうと、食事をしていて自然に炭水化物の摂取量は減ります。さらにどれくらいの量を、どのタイミングで、どのように炭水化物を摂取すればいいか、自然にわかるようになります。

例えば私の場合、昼間に血糖が上がりやすくオペ終了後などは特に高血糖になりやすいので、手術の合間にとる昼食は特に気を付けなければいけないことがわかりました。

空腹時の早食いは、食後高血糖スパイクを生じやすく、血管内皮細胞を痛めてしまうリスクがあるといわれています。

ダイエットを始めるのであれば、まず炭水化物をよく知り、自分自身の体が炭水化物をどのように吸収するか(人によって違う)を知ることが、成功への近道、という話でした。