ライブ中継 追記

前回の続きです。

ライブ中継に少し参加したときに視聴者の方からの質問がありました。とっさのことでいい加減な答えしかできなかったのでここに改めて答えたいと思います。

昭和生まれはどうしても活字にしないと落ち着かないんですよね~笑。

今回のライブは「フェイスリフト」というテーマだったようでそれに関しての質問が何個かありました。

①糸によるリフトで溶けない糸のデメリットは?

私は、「溶けない糸」で特別に問題になることはない、と答えました。これは比較論でお話しするとわかりやすいと思います。

「溶ける糸」と比較してどちらがメリット・デメリットが多いですか、と考えた場合どちらもメリットデメリットがあります。

まず「溶ける糸」のメリットは、異物がずっと顔に残らない、というのが一番大きいと思います。その代わりデメリットは効果がそれに伴ってなくなっていきます。

逆に「溶けない糸」のメリットは効果が長続きするが、異物が顔にずっと残っているのがデメリットということになります。

担当の先生がこの辺りを考慮しながら患者さんのご希望応じてどちらがいいかをお話ししてくださると思います。

②糸リフトのあとにフェイスリフトはできますか?

答えは、「できます」です。実際にうちのクリニックでフェイスリフトを受けた患者さんの2/3は、過去に何らかの糸によるリフトのご経験があります。

患者さんが前もって申告してくださる場合もありますが、手術すれば糸によるリフトの後は一目瞭然でわかります(その糸が溶ける糸であったとしても・・・不思議ですよね笑)。

③フェイスリフトは何回できますか?

この質問、実は先日の学会でもほかのドクターから質問されました。

そんなに気になる問題なんですねぇ・・。

自分なら、まず「先生のするフェイスリフトの効果は何年持ちますか?」が最初にでてきそうな疑問なんですけど・・。

答えは、自分が過去に行ったフェイスリフトのあとであれば、次もその次もできますが、ほかのドクターがおこなったフェイスリフトだとできない場合もあります。

その理由はかなり難しい説明になりますので省きますが、簡単に言えば手術というものは同じ手術名だったとしても内容はピンキリだからです。

自分でいうのもなんですが、うちでフェイスリフト受けた患者さんで今までに再リフトに来られた患者さんは極めて少ないです。

8年ぐらい経過して「少し緩んだ感じがします」と来院された患者さんがおられましたので、併用していた「溶けない糸」を再度牽引して余分な皮膚を少し切除したことはあります。

患者さんが最初から2回目3回目を考えなければならないのがフェイスリフトだとお考えならそれはなんとなくさみしいことですよね。