鼻の手術その15
鼻先の相談の次に多いのが小鼻(鼻翼)の相談です。
小鼻を大きくしてください、という相談は100%ありません、小さくしてください、という相談です。
中でも多いのは、笑った時に広がる小鼻を何とかしてください、というものです。
笑った時は誰でも多少広がりますがその程度が強い患者さんの悩みだと思います。
どんな手術が必要かを見極める前に、まず診察しなければいけないのは鼻先の高さです。
小鼻の横への広がりは、この鼻先の高さにかなり左右されるからです。
それを理解するのはとても簡単で、鏡を見て鼻先を指で押さえると小鼻が広がるのがわかると思います。
逆に鼻先をつまんで前に引っ張ると小鼻の幅は目立たなくなります。
鼻先が低く垂れている患者さんで、小鼻の幅が気になる人はまず鼻先の手術を考えるのが順番です。
もし、鼻先に十分な高さが維持されている患者さんで小鼻の幅が気になる場合は小鼻の手術の適応になります。
さらに鼻が末広がりの場合は、鼻翼縮小内側で改善が期待できます。