症例写真の正しい見方 1
前回の記事で、症例写真が知らない間に「盛られている」ということを書きました。
私自身カメラに関しては全く素人で詳しくはありません。
ただ、今の優秀なカメラほど「自動補正」機能が優れているため、術者が意図していなくとも写真が盛られてしまっていることがあることを知っています。
ただ我々が術前術後の写真をみても盛られていることに気づかないぐらい自然な範囲で補正されています。
例えば、光治療の前後での肌のくすみを写真にとって比較したとします。
普通に1眼レフカメラ・オートモード・内部ストロボで撮ったとしますと結果はよりよく映る可能性があります。
これはカメラが自動的に最適な光量で被写体をとってしまうことによります。
患者さんはこれを見て「うわーすごい!」となるわけです。
医師も意図的にやっているわけではないのですが、結果的に盛ってしまっているのです。
患者さんがこれを見抜くのはとても難しいのですが、術前術後の写真が盛られていないことを患者さんが確認できる方法があります。
続きは次号で