センシティブな内容です
今までたくさんの記事を書いてきましたが、手術の価格についてはセンシティブな内容になりますので触れたことがありませんでした。
とくに日本の医療は100%社会主義国ですので、何人も平等に治療を受けられるのが当たり前という感覚が身についています。
そんな中でほぼ100%自費診療である美容外科は、どうしても色眼鏡で見られがちです。
私のような医療提供側が価格について述べるのは、どうしても患者さんにとっては不愉快な内容になってしまうのではないかという心配があります。
ですから、もし不愉快になりそうであれば読まないようにしてください。
私の価格に対する考えは、支払う側の満足度に対してその価格が適正かどうかだけです。
例えば、1万円を支払って不満足なものを買うよりも100万円出して満足なものを買った方が安いと感じるということです。
たとえ1円でも理不尽なものに払うのはいやだと思うのです。
ここまでは多くの人が感じていることだと思います。
難しいのは、満足できるかどうかは結果論でしかわからないことが多いことです。
私の場合、支払った後でその結果が不満足だった場合、二度と同じことはしないと思うのは当たり前ですが、その支払った料金はそれを知るための授業料と思うようにしています。
つまりその支払いをしなければわからなかった、支払ったからわかったことなので、一見失敗と思われた体験はそれだけの価値があったと思うからです。
美容外科の治療を受けることに当てはめれば、最初の治療でそこそこの支払いをしても満足できなかった場合、なぜ満足できなかったかをよく考えることがとても大事だと思うのです。
それを知ることができれば、二度と同じことはしないと思いますし次の満足体験に近づくことができます。
それはそれで結果的にとてもいい買い物ができたと思えるのではないでしょうか。