美容外科手術に向いていない患者さん 4

まずは複数回の手術を経験している患者さん(自院、他院にかかわらず)について

もちろんその結果に満足している患者さんは手術適応があると考えられます。

ただし瞼の手術で満足していて次に鼻や輪郭の手術を考えている患者さんには要注意です。

以前から書いてきましたように瞼の手術は「方向性」が決まっています。

単純に言えば、「大きなぱっちりした目」がほとんどの場合正解だからです。

手術の腕がなければ問題外ですが、手術を受けることで患者さんの潜在的な希望を叶えることができる場合がほとんどです。

それに比べて鼻や輪郭の手術は患者さんの本当の希望を聞き出すのは難しくその方向性も複雑な場合が多いという事情があります。

また単純な手術でその複雑な希望を実現することも困難な場合がほとんどです。

こういったことが理解できる患者さんはいいのですが、カウンセリングを3回以上してもこれが理解できない患者さんには鼻や輪郭の手術をすすめないほうがいいと思われます。