美容外科手術でトラブルを避けるために4

前回の続きです。

写真を見せたときの患者さんの言葉、今でも忘れません、30年近く前の出来事です。

「ほーら、やっぱり全然変わってない、まともな手術してないじゃないの!やりなおせ!」

唖然としました、この場でこの2枚の写真をお見せできないのが残念ですが、100人の人に見せたら100人の人がいうと思います、「変化はありますね、たるみも軽減されてます」と、しかも「自然な仕上がり」と。

ところが当の本人は頑として認めません。

挙句の果てに、「こんな写真、インチキでしょ!」と吐き捨てるように言い放ちました。

ここまでくると、患者さんと私の2人だけでは解決できないし事態はどんどん悪くなります。

このとき務めていたクリニックには、このような状況の場合の対処法はマニュアルで決められていたようで、仲裁役の専門カウンセラーが存在していてそのスタッフに事態をゆだねることになっていました。

そのスタッフに双方の言い分を聞いてもらって、できるだけ中立な立場で事態を収拾してもらうような仕組みで、直接私と患者さんが話をしないように言われました。

私は最初のうちは腹が立って冷静さを失っていましたが、そのスタッフを通して話を聞いているうちに、その患者さんの言い分がおぼろげながら見えてきました。

その内情については次号で

美容外科・美容皮膚科
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