術後期間

手術の術後期間とは手術でできた瘢痕形成が十分に収まるまでの期間を含めています。早くて半年、修正手術ならば長くて数年かかることもあります。

したがって術者のおこなった手術が良かったかどうかはそこまで待たないと判断できません。

幸い私の患者さんは手術後1年でも2年でも見せていただけるかたが多いのでとても感謝しています。

その経験をもとに手術のタッチアップをしたり、術後間もない患者さんの術後経過説明のときにそれをもとにお話しできます。

美容外科の手術経験があさかった時期には、術後の説明が一番難しく感じられました。どうしても「講釈師、見てきたような嘘をいい」という説明になってしまっていたからです。

最近では術後10年目の患者さんもみせていただける機会があるので、正直に見たままをほかの患者さんにもお伝えすることができます。

自分自身も、長年の経験が役に立つということを最近ようやくわかり始めてきたところです。

術後の患者さんに「腫れは必ず引きますから待って下さい」と申し上げるのは決して気休めから言っていることではないのです。ご安心ください。