ないものねだり

人間の欲望はほとんどが「ないものねだり」と思うことがあります。

世界の美容外科を見てみると、西洋の人は鼻を低くしたい、骨格のはっきりした顔立ちになりたい、ふくらはぎを立派にしたい、そしてそのための手術があります。

かたや東洋人は鼻を高くしたい、丸い輪郭になりたい、細いふくらはぎになりたい、そのための手術が盛んです。

人間の美しい顔立ちがちょうど東洋人と西洋人の中間をめざしているとすれば、ハーフの顔にあこがれる人が多いというのもうなずけます。

情報の得方を考えてみても同じようなことがいえそうです。みんな価値のある情報を得ることを願っています。

マスメディアが発達していなかった時代には、情報の伝達には口コミしかなかったわけでそのころに考えられたのはいかに多くの人に情報を伝えるか、そしてその手段には非常に大きな価値があったと考えられます。

ところが情報伝達手段が発達し、ネット時代になって誰もが容易に情報を得ることが可能な社会になると、そういったマスメディアによる情報には徐々に価値が見出されなくなるという逆転現象が起きてきます。

結局、価値のある情報がどこにあるのかといった問題にはいまだにはっきりした答えが見つかりませんが、もしそれがあるとすれば口コミとマスメディアの中間のメディアに存在すると考えることもできます。

そのメディアとは具体的に何か・・、その答えがわかるまではこのブログを書き続けようと思います。