理想と現実 その2
前回、美容外科の「理想と現実」についてちょっと書きました。
何となく書き足りないので、その続編です。
私が考える美容外科の理想とは・・・・。
理想の美容医療とは、その医療を受けた患者さんが全て納得できるもの、と考えています。
理想の美容医療とは、すべての患者さんが納得できる医療、ではありません。
具体的にいえば、「この美肌器械で、シミは消えますよ」は後者。「あなたのシミを消すためには、この美肌器械が有用なことがありますよ」は前者。
さらに「この鼻尖縮小の手術で、鼻先は細くなりますよ」は後者。「あなたの鼻先を細くするには、少なくとも鼻尖縮小は必要ですよ」は前者。
さらに「脂肪吸引術で、痩せられます」は後者。「あなたが痩せようと思うと、この部分は脂肪吸引が有効ですよ」は前者。
では理想の美容医療を実践していくのはなぜ難しいのか、は次号にかきます。