クッキーフェイス
2~3週間前に、日焼けマシーンの健康への影響の報道がありました。
ご覧になった方もおられると思いますが、簡単に言うと日焼けマシーンで皮膚がんの発生がかなり高くなるという内容でした。美容外科的にも今は色白全盛時代。日焼けマシーン愛好家にとっては少々肩身のせまいことになりそうです。
私はどちらかというと美白に偏り過ぎる風潮には少々疑問を感じています。化粧品会社や美肌マシーン製造会社の意向になにか振り回されているようで。
考えてみてください。私たち40~50歳代といえば、20歳前後は「小麦色」の肌が健康的とさんざんいわれてきた時代です。化粧品もとにかくきれいに焼くことができる「サンオイル」が海水浴の必需品でした。
↓覚えていますか、これ。
あの国民的美人の故・夏目雅子がポスターに起用されていて、そのキャッチフレーズが・・・・「クッキーフェイス」。色白だと、海が似合わないし「不健康」という目で見られたものです。
そういった風潮のなかで青春時代を過ごしてきた私にとって、頭ではいけないとわかっていてもあるいは職業的な立場からいけないとわかっていても、夏は小麦色の肌がいい、と感じてしまうのです。美容外科医失格です。