イラスト
9月25・6日の美容外科学会まであと1週間ちょっと、診療の合間に準備をすすめてきましたがいよいよ大詰めの段階です。
今回の発表は解剖学的な方面からの分析になりますので、できるだけイラストを多用しようと考えていました。
今までの学会では、なんとか自分でイラストのスライドを作ってきましたが、今回の発表はかなり複雑な解剖をわかりやすくイラストにする必要があるので、プロのイラストレーターの方におねがいしました。
私の頭の中にはすでにはっきりしたイメージがあるのですが、それをイラストレーターの方に伝えて描いていただくにはお互いのコミュニケーションがうまくいかないといいものができません。
メールとか電話だけではうまく伝わらないことは明らかでしたので、今回は実際に顔を合わせながら2日間かけて発表の内容までイラストレーターの方に理解していただき、実際にコンピューターで書いてもらいながら途中で何度も書き直す、というタフなやりかたでイラストをつくっていきました。
さすがにプロのイラストレーターです。立体的なイラストの見せ方などに習熟されていて、こちらの考えているものをほぼ100%イラストにしていただけました。
考えてみると学会の発表で一番時間のかかる作業はこのイラスト作成であり、ここがうまくいくとスライド全体の流れはほぼ出来上がってくるような気がしています。
さらにイラストをつくっている段階で、今回の発表の焦点が徐々にはっきりしてきたことも実感できてきました。
限られた時間の中で、いかに新しい考え方を会員に確実に伝えるかを考えた場合、イラストは非常に重要なかつ強力な武器になるということを実感しました。