フェイスリフトの難しさ

ここ最近まで、どちらかというと「切らないたるみ取り」のほうが人気があって押されぎみの「フェイスリフト」です。

アメリカは毎年その年に行われた美容外科の手術の統計をとっていて手術件数のランキングが発表されます。

いつごろか忘れましたが、毎年トップの「フェイスリフト」がようやく2位に転落した、ということを聞きました。ちなみに1位は「脂肪吸引」だそうです。

このあたりはわが日本とはずいぶん事情が違うようです。

しかし、わが国でも「フェイスリフト」がなくなってしまうわけではなさそうです。「切らないたるみ取り」の限界がみえてきて、むしろ「フェイスリフト」が復活しつつあるような気もします。

ここで気をつけたいのは、「じゃーフェイスリフトをすれば、10歳若返るわけね~」・・・とはなかなかいかないことです。

そもそも重力の力というものは我々の顔の皮膚にものすごいダウンフォースをかけています。

それに逆らって引き上げるわけですから、よっぽどきっちりとした手術をしないと傷をつけただけで何にも変わらなかったということはめずらしくありません。

きっちりとした手術かどうかは、(もちろん術者の腕にもよりますが)手術時間がどれくらいかかっているかである程度みわけることができると思います。