修正手術を考えるときに 1
うちの新患の6~7割が修正相談(特に鼻の修正が多い)です。
特にご遠方から来られる患者さんはほぼ修正相談です。
皆さん、修正を考えたときには慎重になるのでいろいろ調べてうちの田舎のクリニックにも足を運ばれるようです。
うちのクリニックが2回目の手術という患者さんもおられますが中には4回目5回目という患者さんも少なくないです。
最初の手術で満足できなくて修正を考えるときに一番需要なのは、2回目の修正です。
二つの理由があります。
一つは、手術全般に言えることですが、回数を重ねれば重ねるほど手術は難しくなるものだからです。
これはなかなか患者さんには理解が難しいことですが、手術後には必ず瘢痕という固い組織ができます。
手術の周りの組織のしなやかさが失われると形の変化が出しにくくなるものです。
またそれをはがすときに周りの大事な組織(神経や血管)を損傷しやすくなるのでリスクが高まります。
ですから不幸にも修正を考えるときに、2回目までならは何とか回復して手術に成功する可能性が期待できますが、以後回数が増えるとともに成功する可能性が激減していきます。
もう一つの理由については次号で