間延び顔の改善の秘密

「間延び顔」はまだ美容外科医の中でもはっきり認識されていませんが、その目でみるとそれほど珍しくはありません。

問題は、それを可愛くする方法があるのかということです。

骨ではなく骨以外の組織(軟部組織)が長い場合、顔の中1/3を縦に短くする方法があるのか、という問題です。

まさか頬を横に切って縦方向に短くすることなどできません。

そうすると間接的に短くするか、錯覚で短く見えるようにするしか方法はないと思います。

実際に今まで行ってきた手術には、下まぶたを下げる、頬を丸く前に出す(中高の顔にする)、口角を挙げる、鼻の下を短くする、フェイスリフトで頬を垂直方向にあげる、シルエットリフトでチークファットパッドを挙上する、脂肪吸引と脂肪注入で頬のピークを上に挙げる、などです。

その結果、確かに術前より可愛くなったと感じることができます。

ここで賢明な方は気づいておられると思いますが、この顔は「笑顔」をつくったときの顔と同じになります。

笑顔が可愛い、というのは間延び顔が改善されることでそう感じるのだとも考えられます。

笑顔が魅力的というのは理論にも正しいということがわかります。