Dr Flowers in Hawaii

今から2年前の3月に家族旅行でハワイにいきました。その時5回目となるハワイ行きでは、それまでついぞ実現できなかったことを計画に入れました。それはハワイ滞在中に美容外科医フラワーズ先生のクリニックを訪れることでした。

ハワイは日系人が多いせいか、先生自身は西洋人ですがアジア人を対象にした美容外科の第一人者で、彼の論文も東洋人の手術についてのものが多く、多くの日本の美容外科医の間でも彼の業績は知られています。

4泊6日の旅程のなかで、クリニックの手術予定の日に合わせて1日半の予定で手術見学をさせていただきました。

手術は1日目の午前中に豊胸バッグの入れ替えが3件、2日目は全日先生お得意のcoronocanthopexyの手術を見ることができました。

手術の合間のpersonal communication も示唆に富むもので大変いい勉強をすることができ、今でも自分自身の手術の考え方の一部に役だっています。

たとえば切開式重瞼術の際の眼瞼挙筋の処理の仕方や、外眼角の位置とまぶたの動きの関係に対する考えはその時の会話がヒントで考えつきました。

上:フラワーズ先生と時差ボケ気味の私  下:とても見晴らしのいい彼のクリニックの手術室

彼は芸術家でもあり、音楽や美術に大変造詣が深く、論文のイラストも彼自身の肉筆で大変素晴らしいものです。