ペース配分
時々、美術館や何かの展示会に行く機会があります。
そのときは出來るだけ一人で、しかも平日でほかの人が少ないときにいくようにしています。
なぜかというと、自分のペースでまわってみたいからです。兎に角早くまわってまず全体を見てしまい、それからもう一度気に入ったものだけ時間をかけてじっくりみたいのです。見る順番が決めてあって元にもどれないような展示は最悪です。
有名な画家とかの展示があるとなかなかそういうわけにはいきませんが、せめて見る順番ぐらいは好きなようにさせてほしいです。見るのもなかなかエネルギーがいることなので、最初のところでエネルギーを使ってしまうとあとは流すだけになってしまします。
長い手術をするときも、かならすペース配分を考えます。とくに4時間以上の手術のときは、術前にざっと全体の流れをつかんでおいてからその中でクライマックスのところを決めて手術に臨みます。クライマックスのところに70~80%ぐらいのエネルギーをつかうようにしています。
テレビドラマで手術シーンをよく見ますが、手術開始のときから術者が「ただいまから何とかの手術を行います!」とすごい気合をいれていますが、あれでは肝心なところまで集中力がもたないと思います。いままでの自分の手術で「ただいまから・・・・・」と宣言したことは一度もありません。