過ぎたるは及ばざるがごとし

この間、名古屋で行列ができる「ラーメン屋」に行きました。食べ物を前に待っていられない性分ですのでめったにこういった店は行かないのですが、何となく以前から評判を聞いていたので行ってみました。

いってみると幸い店の外までならんでいる人はいなかったにもかかわらず店の中で小1時間ぐらい待たされました。

かなり期待して食べたところ、味は??・・・。とにかくいろいろなだしを取っていることはわかるし、ひとつひとついいものを使っているのも感心するのですが、何か期待したのとちがう・・・というのが感想でした。

食べている間に、はっと気づいたのは、これは美容外科の手術をやりすぎた時の人の顔といっしょだ!ということです。

美容外科の手術は、やればやるほど美しくなると考えがちですが、それとともに基本的に徐々に徐々に濃い顔になっていきます。

逆にあっさりしたきれいな顔を美容外科の手術で作るのは意外と難しいものです。

スープの出しもこだわり過ぎるとだんだん濃くなって、あっさりした風味が無くなるのかな~と考えました。

以前、週刊誌に「都内の行列ができるラーメン屋」特集がありましたが、そこにも同じことが書かれていて、評判の店は、ラーメンおたくの厳しい評価を恐れるあまりだしをとることに気が抜けなくなりどうしても味付けが濃くなっていく傾向にあるという内容でした。

手術に懲りすぎてこのラーメンの味になってしまわないように気をつけなければ、と食べ終わったところで思ったものでした。

(ちなみに私は、ラーメンおたくでもなんでもありません。)