クレジットカード
いまやクレジットカードは日常生活での必需品になりつつあります。クリニックでもクレジットカードを使う人が多くなっています。
クレジットカードは支払うほうも受け取るほうにもいろいろなメリットがあります。
一番大きいメリットは現金を用意しなくてもいい点です。
ところがこれが逆にデメリットになることもあります。
支払いが後になるということは精神的についつい買いすぎてしまう傾向があるからです。また困ったことに、大部分の人は実際の請求金額より常に少なく考えてしまうそうです。
クレジットカードを使った人なら、月遅れで送られてくる請求書をみて「こんなに買った覚えがない」とびっくりしてしまうという経験があると思います。
もうひとつのメリットはクレジットカードで支払うことで無利子で1~2か月の借金(支払い猶予)ができることです。(ただしこれは支払い回数が1回に限ったことでリボルビングなどは利子が発生します。)
手数料(利子にあたる)は支払いを受けるほうが負担しているからですが、これは消費者からは意外と気付かないことです。
これを利用して、新幹線の切符をクレジットカードで購入して、すぐ払い戻しを受けて現金化する、ということをしていた人もいたようです(今はクレジットカードで購入した切符にはCマークがついていて現金での払い戻しはできないようになっています)。
いずれにしてもクレジットカードは賢く使えば消費者の強い味方になりますが、その使い方でその人のいわゆる「ファイナンシャルインテリジェンス」もわかってしまうというところが怖いところです。