「匿名」と「実名」

今年も1カ月が過ぎました。寒い日が続いています。

ブログアップも最近は少々ご無沙汰気味です。書くことをさぼっているわけではないのですが・・・。

ブログを書くことで私やこのクリニックのことが正確に患者さんに伝わるのだろうか?という疑問がここ半年ほど続いていて、書いては消し、書いては消し、の連続です。

話はかわって、最近のネット界の話題は何と言っても「フェイスブック」のようです。書いている私自身、FBの詳しいことは何も知らないのですが世界中でとにかくはやっているようです。

私の知るところでは、このFBにこれだけ人気があるのはそれがSNSでも実名によるものだからだと考えられています。

今までネットの世界は「匿名」が常識で、「匿名」だから自由なコミュニケーションが可能だった半面そのコミュニケーションの内容に信憑性が乏しく、陰湿ないじめや誹謗中傷など犯罪に結びつくこともありました。

実名によるネットワーク会員の発言や自己紹介であれば、完全とは言えないかもしれませんが、相当に信用性が高いと考えられます。

ちなみにこのFBの登録者は全世界で6億人を超えたといわれていますが、日本での普及は200万人たらずで、全世界の1%にも満たないそうです。

日本人の「実名」をきらい「匿名」を好む国民性が普及を妨げている、といわれているそうです。

確かにそうかもしれません。とくに反対意見や否定的意見は「匿名」でないとなかなか言えないものです。善行ですら「匿名」が好まれるのは「伊達直人」現象からもわかります。

しかしコミュニケーションの内容の信用性を高める上では、この「匿名性」は妨げになります。実名公開とまではいかないまでももう少し発言側がどんな人か見えるような仕組みがあれば、信用性の高いコミュニケーションが可能になるのではないかと考えています。