ケーキの味からわかること
ケーキ屋さんは、流行るようになるまでが大変だと思います。美味しいケーキは鮮度が重要ですので、売れないうちは廃棄ばかりしなければなりません。味に厳しいところは作ってから2~3時間で廃棄していくようです。大変な労力がいる割には報われないことのほうが多いのです。
しかしこの時期がお客さんにとって一番得をするときかもしれません。経営者にとっても美味しいケーキのことだけ考えていればいいので一番平穏で幸せな時期です。
ところが一度流行りだすとお店をひろげたりチェーン店化したりと拡大路線で営業するところが出てきて、こうなるとケーキの味は二の次になります。製造効率重視の材料を使ったケーキだったり、見た目のインパクトだけのケーキだったり・・。
拡大路線は取らずに最初の経営スタイルを貫きとおしてケーキの味を第一に考えて頑張っているところもありますが、それはそれなりに経営者にとってストレスになることもあるのでしょう。
できればそれほど流行らなくてもおいしいケーキをいつまでも変わらずに作ってくれる店が一番なのですが、こんな時代ですからそういうわけにもいかず・・。
私事ですが、うちではイベントのとき必ずケーキを買ってきます。うちにはお酒を飲む習慣がありませんので、いつもケーキと紅茶です。しかも多い時には一人あたり2~3個も食べます。
今までにいろいろなところのケーキを食べましたが、あらためて思い返してみてわかったことは、ケーキの味とそこの経営方針は切っても切れない関係にあるのだということでした。
それは、ちょうど・・・・(この先は書かなくても私が言いたいことは賢明な読者のみなさんにはすべておわかりですよね)。