今の時代の豊かさと貧困

最近、新東名高速道路が開通したことをニュースで知りました。

従来の東名高速道路と並行して走っているため、今年のゴールデンウィークの渋滞が大幅に緩和されるようです。

去年新名神を走った時も渋滞がなくとても走りやすくて快適な思いをしました。

その時、つくづく日本は豊かになったものだと感じました。

別のニュースで生活保護を受ける人が急増していることも知らされました。

特に若い人の受給者が多くなっているとのことで、その中の一人の若者がインタビューを受けていました。

その人の自宅が映し出されていましたが、部屋の中には立派なテレビがあり、煙草も吸っていてとても生活保護を受けている人の部屋には見えませんでした。その若者は仕事がなくて困っていると答えていました。

私たち昭和生まれの考える貧困は、とにかく物がなく仕事をしなければ生きていけない、まずは食べていくことが第一、それで精いっぱい、というものでした。

今は違います。生まれた時から周りにはものがあふれていて、食べ物に不自由することなどありえません。自分の希望する仕事がなく、将来への不安があるとのことでした。

どちらがいいのでしょうか・・・、ひょっとすると物がなくても、たとえ食べものに困る生活でも、将来への希望がある時代のほうがいいのかもしれませんね。