今年を振り返ってみて その1
今年もいろいろありました。
仕事の面ではやや苦難が多かったように思います。
例年と変わらないカウンセリング重視の診療を続けてきましたが、限界を感じることがありました。
どんなに時間をかけて丁寧にカウンセリングをしてもこちらの真意が患者さんに伝わらず、逆に患者さんの真意をくみ取ることができずすれ違いのまま困った結果に陥るような事例がありました。
同じ結果になるなら、いっそカウンセリングで事細かく相談することなんて時間の無駄だからやめたほうがいいかも、と自分自身腐ることもありましたが・・・。
ただ、このひとつの事例で今まで多くの患者さんに感謝されてきたスタイルをやめてしまうのは、美容外科を愛する立場としてはとても悔しいという気持ちで、来年は今のスタイルに一層精度をあげて診療に臨みたいと思います。
ここで患者さんにお願いしたいのは、カウンセリングで私が「その手術はおすすめできません」と申しあげた場合は、私自身心底そう思っているのであって、そこに変な「買い被り」はしないようお願いします。
患者さんの中には「ほかの美容外科ではどこも手術を断られることがない中で、ここのクリニックでははっきり断わられた、きっと口ではこんなことをいっているけど本当は自信があってきちんとやってくれるにちがいない」と勘違いされている方がいますが、私は真剣にお断りしているのであって、その手術をおひきうけしても(手術は手を抜くことは致しませんが)、結果をお約束できるものではありませんし、その場合の結果については自己責任でお願いしたいと思います。
もしこういった事態が続くようなら、今のスタイルを継続するために、やむを得ずカウンセリング予約の制限をしなければいけない事態におちいるかもしれません。