円高の不思議

先進国の中で財務状況がもっとも悪いとされている日本ですが、その国の通貨がなぜ高くなるのか。

ここ1週間ぐらいの急激な円高は、比較的信頼が高い通貨として円が買われたからと説明されています。

経済の不思議です。常識に考えてこの二つは両立しないはずです。

円高という現象は、実際にこの価格で全世界が取引をしているわけですから、疑いようもありません。

そうすると「財務状況の悪化」といわれていることに信憑性が疑われることになります。

実際にこの国の借金がふくらんでいる、といってもその内容が間接的に自国民からの借金がほとんどであるから問題ないのだ、というように考えることもできます。

要するにそこにあるのは国の借金と国民の保有資産のアンバランスが存在するだけという見方です。

しかしこのような状況がいつまで続くのかが問題で、その関係が破たんする時にはきっと「円高」も解消されるはずだと考えるのが普通でしょうが・・。