医師国家試験今昔
大学受験の話のついでに・・医師国家試験のお話しを。
長男が今年、医師国家試験を受けます。
日程は2月10日ごろのようです。
ずーっと勉強しているのでしょう、最近では日に日に憔悴していくのが見てとれます。
時々、今の医師国家試験の状況を聞いてみたりするのですが、我々のころに比べるとあまりにかわっているので驚きます。
我々のころは、A B C問題という3種類の試験があり、A B問題は、基本問題で、C問題は、応用問題(心電図やレントゲン写真などをみて疾患を鑑別するのに必要な検査を選べ、など)でした。
A Bはそれ程大変ではありませんでしたが、C問題に対してはかなり準備をしました。
準備したと言っても電話帳ぐらいの厚さの過去問題集を例によってひたすら解く、といったオーソドックスなものです。
ところが今の国家試験はAからIまで9種類もあってそれを3日間かけて行うそうです。
しかも3日目に落し穴のような問題がまぎれていて、それを何個か間違えるといくら総合点がよくても落とされるらしいです。
医師はどんなに疲れていても絶対にミスを犯してはならない、ということなのでしょうか。
それほど過酷にみえる医師国家試験ですが、不思議なことに合格率は今も昔も変わらないようです。
今の医学生がよほど優秀なのか、我々の世代がボンクラだったのか・・。
しかも我々ぐらいの年まで、医師国家試験は年に2回あり、春に不合格でも秋の国家試験で合格することもできたのです(今は年に1回のようです)。
昔はのんびりしていてよかったな~、と思う今日この頃です。