医業承継
昨日は、「医業承継」のセミナーに出席しました。
拝聴するまでセミナーの内容には全く興味がなかったのですが(失礼)、場所が名古屋の「暮雨巷」という会場だったので一度見てみたいという軽い理由で参加しました。
名古屋の高級住宅街のなかにひときわ静かな庭園があり、その中にある新館でセミナーを聞くことになりました。
敷地の中には、昔俳人などが集ったといわれる茶室とお庭などがあり、非常に由緒正しい場所であることを知りました。
本題のほうはセミナーの内容が内容だけにご高齢の医師が多くちょっと場違いな気がしましたが、内容は期待以上でとても興味深いものでした。
医療法人化した場合も含めて、クリニックの承継問題をいかに考えていくかということが少しわかりかけました。
もともと医療は公共性の高い性質を持っているため、事業を承継していくことは非常に大きな問題です。
この場合も医療経営の問題を避けて通ることができません。経営のことをしっかり考えていないと、承継できずに「廃業」を余儀なくされる場合も考えられるからです。
その場合に一番困るのは、患者さんです。
私のクリニックにとって承継の問題は10~15年以上先の話になるとはおもいますが、今から考えて準備をしておいても早すぎることはないのだと痛感しました。